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【クロニクル】超能力に翻弄される高校生の破滅を描いた青春SF映画:おすすめ傑作映画を紹介

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いつも古い映画を紹介しているので、今回はちょっと新しめの作品を紹介します

クロニクルはアメリカで2012年に公開された作品です。1200万ドルと低予算で制作されたにも関わらず大ヒットしました。わりと有名なので知ってる人は多いかも

監督は当時27歳のジョシュ・トランク

トランク監督は本作でデビューしました

作品のヒットにより監督として史上最年少で北米興行収入ランキングトップを獲得

ところがウィキで経歴を調べてみたけど華々しいデビューとは裏腹に、それ以降の情報が乏しい。『〇〇の映画化に関わる予定』とか『〇〇を監督する予定』としか書かれていません。しかもそれらの情報は古いのに更新されてない。何かあったのかな?

 

と思って調べたら2015年にリブートされた『ファンタスティック・フォー』の監督をしていましたね。げ、全然知らんかったよ。この作品は観たけど気づかなかったです。映画の出来は……いまいち、いや正直に言うと失敗だったと思う。展開に一貫性がないというかとってつけたような構成

まあ色々とあったんでしょうね。『ジョシュ・トランク』でググると制作時にトラブルがあったことがわかりました

他の映画でもトラブってるみたいなので、今後が心配です。才能はあるから力作を観てみたい

クロニクルはどんな映画?

ふとしたきっかけで超能力を手に入れた3人の男子高校生が友情を深めていくのだけど、次第に歯車が狂い始めて血みどろのサイキックバトルに発展するというお話

 

低予算だけとなかなか面白い……じゃなくて

 

普通にメチャ面白い映画でした。なにこれ傑作じゃん!

 

作中のほとんどのシーンを登場人物の持つビデオカメラや防犯カメラ等の映像を通して描いています。いわゆる擬似ドキュメンタリーな映画

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おかげで臨場感があります。例えばサイコキネシスを使って車を動かすシーンがあるのですが、車の動きやそれに対する周囲の反応が生生しい

 

なんていうか超能力が使えたらきっとこんな感じなんだろうな

 

と思わせるリアルな説得力がある

 

そういえばこの手の映画って一時期流行りましたよね。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とか『クローバーフィールド/HAKAISHA』、あとは『REC/レック』

 

ああいう映画が好きな人はこの作品もはまると思う

 

余談ですが、ビデオカメラ等を用いてドキュメンタリーっぽく制作された映画をモキュメンタリー映画といいます。映画雑誌やサイトで頻繁に使われる言葉なので覚えておくと便利ですよ

 

物語終盤の超能力を使った戦闘シーンは大友克洋の『AKIRA』っぽいなと思ったら、監督が影響を受けた作品として『AKIRA』『キャリー』『フューリー』を挙げてました

なるほど、納得ですよ。まさにって感じです

 

上映が終わってすぐに続編の話が耳に入ったけどどうなったんだろう。期待して待ってるけど監督の件も含めてゴタゴタしてそうです。気長に待ちます

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あらすじ

舞台はシアトル。内向的なアンドリューはハンディカメラを使って動画を撮影しユーチューブに投稿するのが趣味の高校生。彼は酒浸りで暴力を振るう父親と優しいけれどガンで余命幾ばくもない母親の3人で暮らしていました。父親は失業中で家庭は困窮しています。母親の薬も満足に買えません

 ある日、塞ぎ込むアンドリューを案じた従兄のマットが彼をパーティに連れ出します。パーティーにはマットのアメフト部仲間でありスター選手でもあるスティーブも参加していました。アンドリューは2人に頼まれて森の奥にある『変な物』を撮影しに行くことに

3人が発見した穴の中には青く光る水晶のような物体がありました

謎の物体に触れた3人はひどい頭痛に襲われます。慌てて鼻血を流しながら逃げ帰る3人

 

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その後、彼らは自分たちに不可解な力が発現したことを自覚します

喜ぶ三人は調子に乗って学校やショッピングモールでイタズラを始めることに。しかし超能力は次第に力が増していき……

見どころ

まず非常にテンポが良いです。展開に無駄がない。時間にして90分足らずの映画なのですがハラハラして観ているとあっという間に終わってしまいました

作品のノリは超能力を使えるようになった高校生たちの青春グラフィティ。ビデオカメラ越しに写る3人が超能力を使って喜ぶ姿は実に楽しそう。超能力をきっかけにして友情が深まるシーンも心が温かくなります

アンドリューの家庭環境は鬱屈としているけど必要以上に暗い雰囲気はありません

 

途中までは

 

この映画のミソはマットとスティーブという2人のリア充と主人公であるアンドリューという非リア充の組み合わせです。しかもリア充の2人は最後まで良い奴らだってことです

だからこそちょっとした行き違いや人間関係の亀裂が際立ちます。ファインダー越しだからこそ被写体の表情や心の機微が生生しく表現できてる

 

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次第に威力を増していく超能力。最初は子供の悪戯程度のことで満足していたけど、簡単に嫌な奴をぶっ飛ばせる力は心の制御が難しくなり行動がエスカレートして……

 

ストーリーをかいつまんで説明すると凄くありきたりな作品だと思うかもしれない。ぶっちゃけそうです

親から認められない少年の孤独。友人に対する嫉妬や劣等感、驚異の力を得た者の喜びや傲慢、戸惑い。若者たちのくるくると変わる表情。少しずつエスカレートしていく力と狂気。誰のせいでもない事故から自責の念が大暴走

超能力に翻弄され破滅していく高校生たち

 

これらの過程をファインダー越しに描いたという発想の勝利だと思う

三人の日常を丁寧に描いていることで終盤に訪れる大爆発が滅茶苦茶映えます

 

低予算なのに頑張ってます。もうここだけにお金を使ったんじゃないかって感じ

 

この映画を観てつまんなかったと言う人に会ったことないので、誰にでもおすすめできる映画です

まとめ

散々語っておいてなんですけど、この映画を楽しむコツは予備知識なしに観ることです

なんの映画かわからない方がビデオカメラ越しの臨場感溢れる日常からいきなり現れる超能力のインパクトが大きいと思う

 

すみませんね、解説しちゃって

 

動画配信している会社を調べたけどないみたいですね。レンタルショップで借りるしかないかも

それでは~

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