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SFコメディ映画【サマータイムマシン・ブルース】ひたすら夏を感じさせるおすすめ邦画

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最近は映画の紹介をサボってました

自分の好きな映画を紹介する時は記事を書く前に気合が必要なのです。熱い時期はダレ気味

 

夏も終わりということで、夏らしいイチ押し映画を紹介します

 

『サマータイムマシン・ブルース』は2005年公開の邦画

瑛太の初主演作品です

私が観たのは10年ほど前。今でもたまに観てます

大人になってからは洋画を観ることが多かったのですが、この作品に出会ったことで邦画もちゃんとチェックしなきゃなと反省しました。それくらい気に入りました

 

内容は地方大学のSF研究会を舞台にしたタイムトラベルコメディです

 

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大学は良い感じに田舎な地方都市にあるのですが、場所は明記されてません

調べたら香川県の四国学院大学でした。ロケ地は善通寺市、丸亀市

 

夏真っ盛り、アブラゼミの鳴き声、アスファルトからは匂い立つような陽炎(かげろう)が揺らめく

 

日本の夏って感じが好き

 

気楽に観れて面白い作品です。タイムトラベル物にありがちな頭が混乱する展開を、わかりやすい設定によって極力排除しています。結末はすっきり爽やかメチャ青春

物語をとりまく雰囲気はモラトリアムたっぷり。身体は大人なのに社会人の役割から逃れられる大学生という身分。つまらないことでも仲間と騒げばなんでも面白く感じたあの頃

 

あ~なんか懐かしいなあ

 

そう思わせる魅力があります

監督は本広克行

私にとって本広克行と言えば劇場版『踊る大捜査線』のイメージが強いですね。同作を監督としてヒットさせ、一躍その名前が知れ渡りました。レインボーブリッジを封鎖した二作目では、実写邦画興行成績歴代一位を記録しています

 

また本広監督はアニメオタクとしても有名です。人気アニメ『PSYCHO-PASS』の総監督を務めています。押井守のファンを公言し、『踊る大捜査線』はアニメ『機動警察パトレイバー』の影響を受けていると認めています

パトレイバーは劇場版アニメも素晴らしいですが、テレビ版、OVA版も楽しい作品です。ゆうきまさみの原作漫画もメチャ面白いですよ

 

この漫画は語ると長くなるのでこの辺で

 

原作は劇団ヨーロッパ企画の舞台劇

本作を観るまでヨーロッパ企画のことを知りませんでした。演劇好きの友人に言わせるとかなり有名な劇団らしい。本拠地は京都

ヨーロッパ企画による『冬のユリゲラー』という舞台が2009年に再び本広克行監督によって映画化されています。映画のタイトルは『曲がれ! スプーン』に改題。主演は長澤まさみ

 

主演は瑛太。共演に上野樹里、ムロツヨシ、佐々木蔵之介、真木ようこ

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舞台は大学のSF研究会というサークル。樹里ちゃん若いな。真木ようこは既に妖艶なオーラが出てます。当時は21歳くらいかな。瑛太はあんまり変わらない気が・・・

 

出演者は豪華ですが誰か一人にスポットが当たるようなストーリーではないです。みんなが好き勝手に動き回るわちゃわちゃ感が良い。どこか懐かしくて馬鹿馬鹿しいノリ

俳優だけでなくヨーロッパ企画の役者も出演しています。▲の画像だと左のカメラを持った男性(本多力)と瑛太の右にいる背が低い男性(永野宗典)。2人とも良いキャラしてました

 あらすじ

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甲本(瑛太)たちSF研究会の面々は不注意からリモコンを故障させてしまいます

リモコンは部室の備品である旧式エアコンの起動に使うものでした

 

季節はクソ暑い夏

 

エアコンが動かないと、とてもじゃないけど過ごせません

しかし新しいエアコンを購入するのは無理な状況。しかも型が古いエアコンなのでリモコンの買い替えもできない

 

翌日、彼らは顧問のホセ(佐々木蔵之介)にリモコンの修理を依頼します。 ホセは工学部の助手です。しかし彼は不器用で短気だったので癇癪を起してリモコンを破壊してしまう

甲本たちは我慢して蒸し暑い部室で過ごしていましたが、やっぱり暑くてたまらない

 

うんざりしていると偶然にも、よくわからんけど、タイムマシンをゲット!

 

狂喜した彼らは「昨日に戻って壊れる前のリモコンを取ってくればいい」というナイスなアイデアを思いつきます

 

甲本を除いた3人は喜び勇んで『昨日』へと出発

 

残った甲本はホセとの会話で『過去の改変が自分たちのいる”現在”を消滅させてしまう』可能性があると気づき、慌てて仲間を追いかけ過去へ飛ぶのですが……

 

はたして甲本は過去の改変を防げるのか。片想いの柴田(上野樹里)との関係はどうなる!? 

『昨日』と『今日』を行き来するバカバカしい青春コメディ

 見どころ

クーラーのリモコンを巡るタイムトラベルという

 

ちっとも壮大じゃないストーリーです

 

舞台は香川県の地方都市という地味さ

しかしこの緩い空気が非常に心地良い

 

オープニングに描かれる不可解なシーンの数々、これらの伏線が展開の進むごとに綺麗に回収される演出は実にお見事です

時間の行き来を『昨日』と『今日』に限定したことで(例外もちょっとあるけど)、タイムトラベルによる複雑な設定を視聴者が理解しやすい構成にしています

 

時間が絡む映画は時系列が複雑で頭がキーってなるから嫌! 

 

って人にも是非見て欲しいですね

 

時間移動作品にありがちな矛盾はかなり抑えられてますよ。結末は「あーそうきたか」って感じ

最後までモヤらずにスッと楽しめます

 

こういう映画を楽しむコツは

 

大真面目に突っ込まない

 

時間移動なんて矛盾が当たり前ですから

果たして時空を超えたリモコンの運命は一体どうなったのか!?

夏の描写がとにかく良い

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陽炎ゆらめく商店街

この映画は夏の空気が濃密です。不思議なもので観終わってもずっと心に残ります

木漏れ日から差し込む明るい日射し、登場人物が浮かべる汗、用務員さんのパピコ

作品を思い出すとやかましいアブラゼミの鳴き声が聞こえてきそう

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誰もが夏に感じる懐かしさ、青春時代への憧憬、そういったものが上手に描かれていますね

舞台が程よく田舎なので余計に夏が似合うのでしょう

 

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銀色の甲羅みたいな機械がタイムマシン

SF研究会の部室は古い玩具がいっぱいです。フィギアやファミコンのソフト、ガンダムのポスター

こういった小物が夏の空気と合わせてノスタルジックを誘います

 

秘密基地のような部室で無駄にテンション上げて騒がしくする甲本たち。そんな世界に突如現れたタイムマシン。やって来たのは25年後のSF研究会のメンバー田村

彼らのドタバタ劇は映画で確かめてください

まとめ

どうして舞台が香川県なんだろうと思って調べたら、本広克行監督は香川県丸亀市の出身でした。ロケ地に使われた四国学院大学は本広監督が客員教授を務めています

サマータイムマシン・ブルースは原作が芝居ということでシナリオはしっかりしています。映画好きには是非見て欲しい作品です

ちなみに芝居では2018年に続編が発表されていますね。タイトルは『サマータイムマシンブルース・ワンスモア』

本広監督はこの作品を気に入っているので、映画でも続編が発表されるかもしれません

おわり〜

 

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