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男が読んでも面白い少女漫画を紹介するよ①【動物のお医者さん】大人も楽しめるおすすめ

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ちょっと古い少女漫画。私の好きな少女漫画トップ10に入ってます

作者は佐々木倫子。1987年に『花とゆめ』で連載開始、それから6年間連載されていました。

2003年にはテレビ朝日でドラマ化されてます

獣医を目指す学生を描いた漫画

とはいえ動物との絆を描いた感動系でもなければ苦悩を描いた漫画でもありません。シリアスさもないです。そこがこの漫画の魅力

 

読んでいるとジワジワとはまっていく不思議な魅力があります。

 

それまでは

 

少女漫画なんて男が読んでもつまらん

 

などと頑固親父のように決めつけていました、すまん

私はこの作品と『お父さんは心配性』という漫画を読んだことで少女漫画にも手を染めるのでした

 

花とゆめという少女漫画雑誌を知ったのは動物のお医者さんがきっかけです。白泉社を知ったのも同じ

勝手な印象ですが、花とゆめに掲載されている作品はいわゆる”少女向け”漫画というよりもハイティーン向けの作品が多かった気がします。男子が楽しめる作品が多いのも特徴ですね

そんなわけで私の好きな少女漫画には花とゆめ作品が多い

 今回はそんなお気に入りの少女漫画から『動物のお医者さん』について書きたいと思います

ちなみに絵柄はこんな感じ

 

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あらすじ

西根公輝と友人の二階堂昭夫は高校の帰りにH大学獣医学部の前を通ります。そこに突如現れたのはアフリカの民芸グッズを纏った男。病院学講座の漆原教授でした

初対面の漆原教授はいきなり公輝にシベリアンハスキーの子犬を押し付けると、「君は将来獣医になる!」と宣言し去ってしまいます

勢いに乗せられた公輝は子犬を飼うことに。名前は昭夫が名づけてチョビと

しかし公輝は獣医になるつもりはまったくありません

ある日、チョビが体調を崩して公輝はH大の動物病院へ連れて行きます。症状は軽く安心する公輝でしたが動物の治療費が高額であることに驚く

ちょっと天然の入った公輝はチョビの治療費を浮かせる為に自分が獣医になることを決めるのでした。それなら自分もついていくと宣言する昭夫。

それから2人はH大学獣医学部を受験し無事合格。入学したH大学獣医学部は変人と個性的な動物ばかり。面食らう2人でしたが変わっているのは彼らも同じ

 

獣医を目指す学生たちのちょっと変わったキャンパスライフを描いた大ヒット漫画です

 

見どころ

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引用 amazon

当時この漫画は表紙の印象からホラーやシリアスものと勘違いされることが多かった作品です

もちろん内容はまったく逆、絶妙なコメディセンスと繊細な絵柄が組み合わさった傑作少女漫画。セリフのセンスがまた良いんですよ

作品は大ヒットして2160万部以上を売り上げました。少女漫画で単行本は全12巻とそれほど多い巻数でもないのにこの売り上げ、すごいの一言です。

ヒットしたにも関わらずだらだらと続けずにきちんと終わらせているのも評価が高い理由でしょう

『ハスキー犬ブーム』の火付け役となった漫画

しかし加熱したハスキー犬ブームは、流行に乗るだけで大した愛情もないのにハスキー犬を飼う人を生み出すことに。流行の終わりと共に無責任な飼い主やブリーダーによる捨て犬問題が深刻化。ニュースでもかなり取り上げられました。

当時私はハスキー犬を飼っていたので、すんごい嫌な気分になったのを覚えています

 

漫画の話に戻します

当時の少女漫画としては画期的

 まず少女漫画にも関わらず恋愛要素がありません。話は一話完結。

今では『もやしもん』等のゼミやラボを舞台にした漫画は当たり前にありますが、当時としては非常に珍しいのではないでしょうか。しかも媒体は少女漫画雑誌です

 

漫画のジャンルは今でいうと日常系になるのかな

 

舞台はH大学獣医学部となっていますが北海道大学獣医学部をモデルにしてます

 

作者の豊富な取材を生かした大学内の様子はマニアックともいえるレベル。注釈があるとはいえ専門用語も頻繁に出てきます

でも難しい漫画では決してありません。これは作家である佐々木倫子さんの手腕による所が大きいです。難しい言葉が出ても気にせず物語に入り込めるように巧みにストーリーが展開していきます

 

なんていうか、漫画全体に漂う空気感が良いんですよね。シリアスじゃないけどだらだらした空気でもない

けど、のんびりもしてる

登場するキャラは個性的で癖はありますが不快さはありません

読んでいると自分も物語の中に入ってキャラと会話をしてみたくなる。そんな魅力のあるキャラが沢山登場します

そのおかげか漫画のヒットに合わせて北海道大学獣医学部の志望者が激増したと言われています

 

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動物の姿がデフォルメじゃなく写実的に描かれているのもポイント高いですね

コメディっぽくない絵柄だから余計に可笑しさが引き立ちます

作中では動物たちの気持ちが文字で表現されているのですが、当然人間たちは動物の言葉なんてわからない。だから両者の触れ合いはどこか噛み合ってない。そのすれ違いのちぐはぐさがギャグになってる

 

動物も人間も好き勝手に動き回り、日常系なのにいつも賑やか。そんなキャラたちを佐々木さんが恐ろしいセンスで綺麗に1話で纏めてます

サスペンスっぽい話やシリアスになりそうな話も気づいたらコメディになってしまう

 

佐々木倫子さんの作品には他にも『おたんこナース』や『Heaven?』等がありますが、私はぶっちぎりで動物のお医者さんをおすすめします

 

まとめ

佐々木倫子さんは動物のお医者さんを描いた後、活動の場を青年誌に移しました。男女の垣根を越えた漫画を描ける方なのである意味当然かもしれません

 

動物が主役な漫画ですが、動物が苦手だからと読まずにおくにはもったいない漫画。それほど質が高く面白いですよ

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