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男が読んでも面白い少女漫画を紹介するよ②【しゃにむにGO】大人にもおすすめの熱血テニス漫画

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 前回の少女漫画紹介記事はこちら

男が読んでも面白い少女漫画を紹介するよ①【動物のお医者さん】大人も楽しめるおすすめ - ダメラボ

 

『しゃにむにGO』は雑誌花とゆめで11年間連載された少女漫画。全32巻

自分もテニスをしているのですが、そういう贔屓目抜きに超面白い漫画です

 

テニスを知らんくても読み終わるとテニスがしたくなります

スポーツ漫画好きならば押さえておくべき傑作漫画

 

最近のテニス漫画でヒットした作品だと勝木光『ベイビーステップ』、少し前だと浦沢直樹『Happy!』がありますが、個人的にはしゃにむにGOが一押しかなと思ってます

 

『テニスの王子様』は異次元過ぎるのであえて外します

 

高校生のテニスに打ち込む姿を描いた漫画です。著者は羅川 真里茂

羅川さんの代表作といえば『赤ちゃんと僕』が有名ですが、『いつでもお天気気分』『ニューヨーク・ニューヨーク』『ましろのおと』等、この方の描く漫画はどれも面白く、外れがありません

心情描写やセリフ回しに優れた作家さんです

 

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ましろのおとは月刊少年マガジンにて連載中。既に22巻まで発売されてます

活動の場を少年誌に移してもこれだけ続いていることからもわかる通り男性ファンも多い。『動物のお医者さん』の佐々木倫子といい、優れた作家は男女問わず人気があるという良い例です

 

スポーツ漫画の名作に負けない熱さがある

『スラムダンク』『ピンポン』に代表されるスポーツ漫画で名作と言われる作品には印象的なセリフが多くあります。また読み終わった後には胸がざわざわして熱くなる

 

この漫画も負けてません。少女漫画なのに熱々ですよ、セリフが胸に刺さりますよ、心震えちゃいますよ

 

友情、家族愛、葛藤、恋愛。熱血漫画の王道要素は全て網羅してます

 

あらすじ

伊出延久は中学陸上界で名を馳せる中学3年生

彼はある日、テニスの練習をしていた1つ年上の尚田ひなこと出会います

延久はたちまちひなこに一目惚れ。美脚にメロメロ。陸上を辞めてひなこと同じ幕ノ鎌高校に入りテニス部に入部することを決心します。

翌年、高校に入学した延久が見たのは、事故により片足の動かなくなってしまったひなこの姿でした

彼女は治療とリハビリのために留年し、延久と同学年になっていたのです

足が動く見込みはなく、大好きなテニスに対する未練をどうにか断ち切ろうするひなこ。かたくなに心を閉ざしていた彼女でしたが弱小のテニス部を見かねてマネージャーをすることに

時を同じくして幕ノ鎌高校テニス部に滝田留宇衣が入部しました。彼はジュニア時代からその才能を高く評価される逸材でしたがある事をきっかけに試合に集中できなっていたのです

ライバルだった佐世古駿に大きく水をあけられ、熱意を感じないプレイを父親に咎められた留宇衣。彼はプロになるのを諦め、趣味として続けようと無名の幕ノ鎌高校に入学したのです

 

テニスに一途で様々な事情を抱えた高校生たちの、熱く爽やかな青春群像劇が今始まります

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見どころ

登場する高校生たちはそれぞれが重めの事情を抱えています

主人公伊出延久のライバルである留宇衣は両親が離婚したことで父親と暮らしています

フランス人でプロテニスプレイヤーだった実母は心のバランスを崩して酒浸りの時期がありました。苦しむ母を上手く支えることができなかった父

留宇衣はそんな父親とコミュニケーションが上手くとれず、すれ違う毎日

それが影響してか彼は誰に対しても一線引いた付き合いしかできません

 

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脚を動かせなくなったひなこはマネージャーとして気丈に振舞います。部員たちの信頼厚く面倒見の良い少女です。しかしテニスに打ち込む部員たちへの嫉妬や劣等感が心の内には常に渦まいています。

彼女は留宇衣のライバルである佐世古駿と親戚関係にあり、かつて付き合っていた時期がありました。しかし駿の一家とは本家と分家という間柄。名家の因習が彼らの間に暗い影を落とし別れることに

 

佐世古駿は世界を見据える天才プレイヤーです。しかしひなことの関係や家族の歪んだ愛情が彼を自覚しないままに歪んだ性格へと変えていました

 

主人公伊出延久はどこまでも明るく能天気で天真爛漫。テニスは初心者でしたが元々持っていた高い身体能力と類まれな集中力を武器にメキメキと上達していきます。テニスに懸命で周りを巻き込む性格は部員たちを意識しないまま引っ張ることに

 

主人公以外の背景を見るとドロドロして暗い漫画だと思われるかもしれません。でも

 

そんなことはないっス

 

なぜかと言うと苦悩する高校生たちの周りには常に仲間や家族がそっと寄り添っているから。むしろそれらの負の要素が熱を爆発させる触媒の役目を果たしてる

学生たちの一途さが激しい情熱を生み、暗い背景はたちまち吹っ飛んでしまう

 

そのあたりの匙加減が絶妙なんですよね。4人以外にも魅力的なキャラクターが多数登場します

 

様々な葛藤が描かれていますが、本当の悪人は登場しません。だからこそ互いを想う人間関係がより複雑になり、すれ違いを生むわけですが

 

『人』を描くことに定評のある羅川さんの真骨頂といえます

 

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最初のコマと比べて2人の絵柄が随分変わってますね。11年の歴史を感じる

 

あとですね、高校テニスに焦点を当てているのが良い

テニスという競技はプロまでの道を描くならどうしても学生テニスでなくジュニアの大会がメインになってしまうんですね

この物語の主人公たちはプロを目指すわけですけど、軸はインターハイに置いてます。そのため仲間同士の支え合いや団体戦の面白さが存分に描かれてる

 

いいよね仲間と協力して勝ち上がっていく姿は。まさに青春

 

テニス漫画だから当然テニスシーンが沢山描かれています

羅川さんがテニス経験者なのかはわかりませんが、

 

すっげー上手いです。的確な描写。少女漫画とは思えん

 

経験者じゃないなら相当取材をしたんじゃないかな。テニスをしている人が読んでも違和感がない

登場するキャラの設定が絶妙

例えば幕ノ鎌高校テニス部顧問の池田斡士

彼は目の病気でプロを断念した男なのですが、大学時代の戦績が全日本選手権ベスト8?16? 正確な数字は忘れちゃいましたけどテニスを知ってないとその凄さがわからない微妙な成績なんですよね

 

他にもジュニア上がりの駿がプロツアーに参戦した時の世界ランキングが数百位とか、数字が非常にリアリティがある

 

選手の設定が現実的でテニス好きも楽しめる漫画です

 

間違っても手塚ゾーンとか跡部様の氷の世界とか出てきません

 

まとめ

 

熱い漫画です。でも物語を取り巻く空気はどこかポップで甘酸っぱい

長く続く漫画はラストが酷かったりしますが、気持ちよく爽やかに完結を迎えます

 

くうう、青春。高校生に戻りたいYO

 

……

 

よく考えたら補欠だったから嫌だな

 

おしまい

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