神戸市で教員同士のいじめが発覚しましたね。被害者の男性教員は複数の教員から目玉でカレーを食べさせられたり、車を傷つけられたりと酷いことをされたとか
私はチラッとしかニュースを見てませんが、いじめの内容が事実であれば普通に捕りそう。事件の詳細を知らない人はどうぞ
羽交い締め、目に激辛カレー わいせつLINEを強要 小学校の教員4人が同僚いじめ
正々堂々殴り合って勝ち負けを決めたらどうだろう
私が学生時代のいじめは腕力のあるDQNが弱者を虐げるスタイルでした。ある意味わかりやすい
今はどうなんでしょうね、ラインやネットがあるから陰湿?
DQNとかいるんでしょうか
そういえば盛り場でカツアゲしてる学生とか見ませんね。今どき流行らんのかな
でもいじめや嫌がらせは学生の特権じゃないか、さっきの教員もそうだけど大人でも酷い嫌がらせをする人がいますから
ブログやSNSなんて最たる例です
ある意味感心します。匿名性があれば大人でもここまで醜いことが出来るんだって
良い時代ですよ。ネットという媒体があればどんな弱者でもリスクを負うことなく一方的に理不尽や侮辱を投げつけられますからね
殴り合いをしたことのある男性はどれだけいる?
2013年とちょっと古いデータです。リサーチパネルという会社が調査したアンケートがあります
『人をグーで殴ったことありますか?』
【男性】【回答者数 1万6673人】
ある:39.7%
ない:60.3%
【女性】【回答者数1万5451人】
ある:13.5%
ない:86.5%
ちなみに30代、40代の男性に絞ると44%が『ある』と答えたそうです。中年諸君はなかなかバイオレンス
皆さんはこの結果をどう思いましたか。思ったより多い?少ない?
私は『蹴り』を入れたことのある人はどういう扱いになるんだろう、とどうでもいいことを考えてしまいました
現在はこのデータから6年が経っています
喧嘩や暴力、体罰に対しては年々世間の目が厳しくなっているという現状を踏まえると恐らく人を殴ったことのある人はもっと少ないと思う
そうなると殴り合いの体験談もいずれ希少になるでしょう
という訳で私が喧嘩をした時の実感や気づきをまとめてみました。時期としては14~20歳頃の話です
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思った以上に痛みはない
殴り合いになるとお互い頭に血が上ってアドレナリンが出まくってます。鼻が潰れようと歯が折れて口の中がズタズタになっても不思議なくらい痛みがありません。怒りが痛みを塗りつぶしちゃってます
顔なんて意味がわからないくらいパンパンに腫れますからね。熱をもってジンジンするけど痛みはそれほど感じない
ただし太腿に膝蹴りのいいヤツを貰うと、どんなに元気があっても立てなくなります。あと顎もヤバいです。漫画の定番ですが頭がフラフラして真っすぐ歩けません
若い頃に頭を押さえつけられて顔面に膝蹴り沢山貰ったことがあります。これを腕力のある人間にされるとなすすべがありません。極めて屈辱
絵面としては非常に野蛮で痛そうに見えると思う
もちろん顔が凹んで鼻が折れたり唇が切れたりはします。でも顎に食らわない限り致命傷になるほどの痛みはないです
つまり見た目から想像するほど痛くない
顔面膝蹴りは喧嘩に慣れたチンピラや学校の極悪な先輩が周囲の人間を威嚇するのに有効なのです
見た目が派手で恐ろしさが伝わるから
それに喧嘩相手のプライドをへし折れます。血は沢山流れるし何も出来ずに顔面を無茶苦茶にされますからね
格闘技をやってる人が強い?
これよく聞くけどどうなんだろう
プロレベルの人は別にして学生でボクシングや柔道をやってた人と喧嘩になっても普通に取っ組み合いの泥仕合になります
いくら技術があっても頭に血が上ってると冷静に技を出す余裕はないんじゃないかな。喧嘩とスポーツは別物と考えた方がいいかも
漫画みたいにカッコ良く背負い投げとか大外刈りをしてるとこは見たことないです。柔道は寝技が強いと聞くけどそれもお目にかかったことない。ただし私の経験値が少ないのでなんとも
実戦ではパンチよりキックの方がパワーがあるので有効です
タックルも有りです。お腹を狙う方が柔らかいのでしやすいけど勇気をもって太ももにタックルできればなお良し
一度だけキックボクシングをやってる人間の喧嘩を見たことがあります。その時はハイキックが相手の側頭部に当たって一撃でした
でも不意打ち臭くてちょっとズルかったです
そもそも喧嘩ってヤンキー漫画のようにカッコいい殴り合いにはまずなりません。カッとなってるのでパンチは大振りでベストポジションで当たらない。ボカボカ叩いて相手を引き倒しての組んずほぐれつがメインになります
終わる時はお互いへとへとになって締まらない感じ。疲れてくると怒気も覚めちゃうし
「……けっ」
「……ふん」
2人でよくわからん悪態をついて終わるの、なんともカッチョ悪い
それでも負けるととても悔しい。だって男の子なんだもん
多数に一方的にボコられると怒りと屈辱しか残りません
でもタイマンのステゴロで負けると悔し過ぎて泣けます。堂々とやったから自分の負けが身に沁みるのです
血だらけで服はボロボロ、ビービー泣きながらお家に帰ります
怪我の治療で痛かったのは鼻と爪
一度鼻が笑うくらい曲がったことがあります
げええ!! 折れたよこれ! どうすんだよ
と大騒ぎした記憶が
外科に行こうとしたら近所の耳鼻科の先生が診てくれると言うので行きました
「うん? これ折れてないよ。良かったねすぐ治してあげる」
うへへ、ラッキー安く済むじゃん。心躍る私
先生は金属の太い棒を2本持って近づいてくる。彼の話によると鼻の軟骨は柔らかいので折れずに曲がることがよくあるらしい
看護師さん2人に肩を押さえつけられた私
先生は躊躇いもなく金属棒を鼻の奥に突っ込みました。ぐりぐりと最奥まで。この時点で超痛い。割り箸でやられたらビーバップですよ
そんでね2つの鼻の穴に棒を突っ込んだ先生は左に曲がった鼻を戻そうと勢いよく右に捻りました。ちょっと助走をつけた感じでオラアって
多分人生で一番痛かったと思います。痛すぎて声が出ませんでした。そのかわり涙がツーと流れました
絶対にこんな治療あるわけない。っていうかこれ治療? プラモみたいに捻っただけじゃん。先生、今度は右に曲がり過ぎた鼻を左に曲げてる。そいういうもんなの?
よほど珍しい治療なのか看護師さんたちが興味津々で集まって来ましたよ。先生が得意げに講釈を垂れてます。そんで皆がメモをとってる
知り合いじゃなかったら苦情を言ってますよ
とりあえず鼻は元に戻りました
爪が剥がれた時も……
喧嘩の怪我で外科に行った時です。手の裂傷を治療してくれた老先生は指先の爪が少し剥がれていることに気づきました
「これバイ菌が入るからちゃんと爪を切った方がいいね」
先生はニッパーを机から取り出す。プラモを切るやつね
この後行われた行為はいまだに疑問が残ります。本当にこんな非人道的な治療法があるのかと
先生は麻酔をかけても興奮してるから効き目が薄いと言って
ニッパーをね、俺の中指の指と爪の間に差し込んだの、ズブブって。一瞬私は何が起きたのかわからなくて、悲鳴を上げるのが遅れました
痛すぎて生まれて初めて冷や汗というものが流れる
先生はハサミで紙を切るようにガチャガチャと爪を切断し始める。げええ、ニッパーのせいで余計に爪が剥がれてる
私は大声で暴れましたよ。これ痛いとかそんなレベルじゃないからね。看護師さんたちが俺の手を無理やり抑え込む
江戸時代の拷問とまったく一緒ですよ。あっちは畳針だからまだ良心的です。私はニッパーだよ。それやっちゃダメなやつ
私は爪の半分をこうやって切られました
老医者曰く、「こうしておけば爪が綺麗に生える」らしい
まあ確かに綺麗に生えましたけど……
まとめ
どうでしょうか、おっさんの武勇伝にならないように書いたつもりです
思い起こせば沢山怪我してるね。私は喧嘩が弱いと思う
ちなみに私から誰かに喧嘩を吹っかけたことは今まで一度もありません。あくまで売られたのを逃げられないから買っただけです。押し売りです
言うのも馬鹿らしいですが女性に手を上げたことはありません。殴られたことはあるけど
温厚ですからね
自分で言うと怪しいな。少なくとも邪悪さはありませんよ
サラリーマンを10年以上していたので一般的な忍耐や常識は持ち合わせてるつもりです
うん、わざわざ書いてる時点で胡散臭いな。もう書くのやめよ
こんな感じで今日はおわります