ダメラボ

ダメなおっさんが色々と妄想していますよ

ローカルアイドルやコンパ二オンのパチンコ営業なお仕事:良い子の社会見学

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最近はずっと雨でしたが、ようやく晴れ間が戻りました。とはいえ以前ほどの猛暑はありませんね、まさに残暑

 

昨日は定休日でした。午前中は銀行や税理士事務所に行って用事をすませました

 

午後からはエレガントにラーメン食ってコメダ珈琲に行く予定でした

接客業なので休日しかニンニク入りのラーメンを食べられないんですよ。デザートはコーヒーとシロノワール

 

ラーメン食べてコメダ珈琲、なんたる贅沢でしょう……

 

そんなわけでウキウキでラーメン屋へ向かっていると、知人から電話が

 

「悪い!スタッフが体調崩して人手が足りん、今日休みだろ。手伝ってくれん?」

 

ラーメンは中止です、フ〇ック

 

ローカルアイドルに随伴するお仕事

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知人は出版社を持っています。小さな出版社です。その会社ではいくつかの雑誌を作っていて、そのうちのひとつがパチンコ雑誌

パチンコ雑誌にはパチンコ、パチスロの新台情報やイベント情報などが掲載されています

 

そんな未来のカイジを育てるやさぐれ雑誌。そこに彩りを添えるのがイベントコンパニオンの存在です

 

彼女たちはパチンコ店に呼ばれてお店の宣伝活動を行います。その様子を記事にするのもパチンコ雑誌の仕事です

 

パチンコファンなら知ってる人も多いんじゃないでしょうか。若いお姉ちゃんがセクシーなコスチュームでおしぼりを配ったり、客と一緒にパチンコを楽しむイベントを

 

最近では調子こいた一部のコンパニオンがアイドルグループなるものまで結成する始末ですよ

ここではそのグループを仮にXとしておきます。雑誌では頻繁にXのグラビア特集が組まれていました

 

で、私が頼まれたお仕事というのは駅までアイドル気取りの小娘たちを迎えに行って、昼から始まるパチンコ店でのイベントに付き添うというものです。雑誌用に写真も撮ります

 

仕事を手伝うのは初めてじゃありません、前に何度か経験済みです

 

ラーメンは口惜しいですが、私は頼まれたら断れない男。別名ヘタレ

 

さっそくスーツに着替えて、会社から借りたバンで駅に向かいました

 

ちなみに彼女たちは一応プロダクションには所属しているようですが、マネージャーはいません

 

管理する人間がいないので仕事に対する意識はメチャ低いです

 

レースクイーンや他のイベントのMC等の仕事は熱心なのにパチンコイベントになると一段下に見てます。だから平気で遅刻します

 

パチンコから誕生したアイドルなのにパチンコを見下すとはとんだ親不孝者ですよ

 

露出NGなアイドル

駅の正面玄関に行くと見覚えのある女子がいました。キャバ嬢みたいに髪を盛ったAさんです。相変わらずギャルギャルしいです。彼女とは以前一緒に仕事をしたことがありました

Aさんと一緒にいる他の3人は初めて見る顔です。Xは20人くらいて入れ替わりが激しいので知らない人が多いのです

みんな私服が派手ですね、お姉ギャルって感じ。エッジスタイルの表紙みたい

 

「こんにちは、ヤマグチと申します。今日はよろしくお願いします」

頭を下げる私

 

「よろしく~」

「……はーい」

「「……」」

やる気がまったく感じられません。おまけにスマホを弄りながらシカトかます小娘もいます。実に生意気です

 

それにしてもみんな髪の色が明るいな、アッシュ系、明るいブラウン、金髪、淡い栗色。おまけにどんなトリックか知らんけど瞳がやたらとでかい

 

AKBというよりサイバージャパンの出来損ないみたいな雰囲気があります

 

 何はともあれ今回は遅刻しなかったようですね。褒めてつかわす

 

「それじゃ時間もないのでさっそく向かいましょう。会場は〇〇というパチンコ店です」

 

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郊外の大型店舗に到着。店長に挨拶を済ませます

傾向として大型店の店長はつれない態度の人が多いですね。小さい店舗の店長は気さくで優しい


案内された更衣室でさっそく小娘たちには着替えてもらいます

 

 「今回のコスチュームはこちらです」

 

私は出版社の社員から預かっていたコスチュームを段ボール箱から取り出しました

 

今回のイベントに使うコスチュームはチューブトップとベルト付きのタイトなミニスカです。色はピンクを基調にしたものと水色の2種類

チューブトップは肩やヘソを露出するタイプ、こういうのはベアトップっていうかも

 

コスチュームには見分けがつくように名前をテープに書いて貼ってあります

「はーい」

Aさんは自分の名前が書かれたコスチュームを持ってさっさと更衣室に行きました

 

「……」

残りの3人はコスチュームを見たまま動きません。怪訝な顔をしてます。コスチュームを広げて舌打ちしたのはBさんです

 

やばい空気がビンビンに伝わってきます。トラブルの匂いですよ

 

「……話が違う。ありえんし!!」

B、Cさんの2人が突然半ギレで詰め寄ってきました

 

「こんな衣装を着るなんて聞いてないんですけど!」

「へ……」

ポカンとする私に2人はぎゃんぎゃん文句を並べます

 

 

なんか早口で聞き取れない部分もあったけど、言ってることはだいたいわかりました

2人はプロダクションに『肩や腹を出すような露出の高い服を着る仕事はしない』と前もって言ってたらしい

 

「えー、そうなんですか。こっちはそんな話は聞いてませんでした。困ったな……」

「ふざけんな! こんな格好は絶対に嫌」

「事務所に電話するから!」

2人とも怒り心頭ですよ。さっそくプロダクションに電話で文句を言ってます

 

 

うーん、くっそ面倒臭いことになりましたね。イベント開始まであまり時間がありません。開始を遅らせると私がここの店長に怒られるんですけど……

 

Bさんがスマホを渡してきました。相手と話せということらしい

 

「もしもし、お世話になってます」

「$%$&’(()’&&!!)」

 

滅茶苦茶怒られました。プロダクションの社員様が荒ぶってらっしゃる。「その子たちが辞めたら責任取れんのか!?」

とか怒鳴られた

 

言うほど熱入れて面倒見てないくせによく言うよ

 

とりあえずペコペコ謝って、「状況を確認するため一度電話を切ります」そう言って出版社へ確認の電話をしました

 

「ちょっと! なんか先方からめっちゃ怒られたんですけど――」

「えっ、なんで!? どういうこと?」

 

それから何回かやり取りして、大まかな事情がわかりました

 

行き違いというかプロダクションと出版社の間で連絡の不備があったらしい

このアイドルたちは同じグループだけどそれぞれ別々のプロダクションに所属してるそうです。つまり個々でNG条件が違う。なんだかAKBみたいな連中ですね

 

露出を嫌がる2人にはこの店のスタッフジャケットを羽織らせることで話をつけました。2人は渋々ながらもコスチュームを持って更衣室へ向かいました

やれやれですよ

腋臭はうつりません

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話がこちゃまぜになると思ったのでこれまでに書いていませんでしたが、『露出嫌だ』騒ぎの間に実はDさんも私に噛みついていたのです

 

あー マジで思い出すだけで面倒臭い一日でした。しかも山盛りに色んな人から怒られたし

 

「ちょっとヤマグチさん!私のユニフォームがないんだけど、これ違う人のだし」

Dさん用に準備していたユニフォームが別人のものだったらしい

 

も~、こんな時にマジかよ

 

うんざりしてユニフォームを確認するとテープに仲本と書いてある。どうやら会社の人間が間違えたらしい

「ああ、すみません。すぐに会社の人間に持って来てもらいます。Dさんのサイズは何でしたっけ?」

「Mですけど」

 

うん? サイズはこれでも合ってるな。だったらいいじゃん。


今から届けてもらうとイベントに間に合いませんからね。サイズが合ってるならこれを着てもらったほうがいい

 

元々ユニフォームは皆で共用してるので問題ないはず。っていうかそんなことはこの娘だって知ってただろうに……

 

「あの……、サイズは合ってますよね。とりあえずそれを着てくれませんか?」

私がそう言うと、Dさんはキッと睨んで怒り出しました

 

「……なに言ってんの。それ仲本さんのでしょ! 絶対にイヤ!」

「ユニフォームに専用なんてありませんよ。皆さんが着てるやつも使い回しですし。それに毎回クリーニングに出してるから清潔ですよ」

「はあ、だったらヤマグチさんが着ればいいでしょ!!」

 

ふざけんなド畜生!!

 

あまりにイライラしたのでそれで済むなら本当に着てやろうかと思いましたよ

すでにトラブル対応で散々うんざりしてたのにコレですよ。なんなんコイツら

 

私はちょっと強めに「開始時間が迫ってるからさっさと着てくれ」と言いました。彼女はまだ何か文句を言ってましたが、私が有無を言わせぬ調子でもう一度言うと黙ってしまいました。そして

 

「う、うううっ」

 

ちょっと嘘でしょ!? 泣き出しちゃったよこの子

 

「え~、なに泣かせてるのよ。最悪……」

着替えを終えて戻ってきたAさんが呆れてます。っていうかいきなりディスってきました。Dさんは泣きながらAさんに訴えました

 

「う、うう、ひっく、あの人が仲本さんのコスチュームを私に着ろって……」

「うえ~マジで最悪、ヤマグチさんそれ酷くない?」

 

意味がわからん、俺か? 俺がヒドイ奴なんか?

 

「言ってる意味がわからん。なんで仲本さんのコスチュームを着るのが最悪なん?っていうか仲本さんって誰よ」

 面倒になったので敬語は止めました

 

Aさんが「え、知らないの」とちょっと驚いて、「そうかヤマグチさんは普段あの子と関わってないのか……」

 彼女は続けます

 

「仲本さんってうちらのメンバー、可愛いけどメッチャ臭いの、腋臭なんよ。マジヤバい。でも本人は気づいてないの」

「ひどい奴だな教えてやれよ。仲間だろ」

「言えるわけないでしょ! 何言ってんの、ヤマグチさんってひどくない、デリカシーなくない」

 

語尾にないないつけるんじゃないよ

 

Aさんの話によると

仲本さんは臭い、あまりに臭いので彼女の着たコスチュームは共用したくない。そこで話し合った結果、他のメンバーたちはこっそり出版社に「仲本さんだけはコスチュームを専用にしてくれ」と伝えていたらしい

 

ところが今回は間違って仲本専用機が準備された。それを着ろと言われてDさんは泣くほど嫌がっていたのです。ってうかDさんもちゃんと説明すればいいのに

 

私はまだ見ぬ仲本ちゃんがあまりに不憫だったので擁護しました

 

「何度も言うけどコスチュームはちゃんと洗ってるよ。クリーニングにも出してる。だから腋臭だろうがスソガだろうが関係ないだろ。子供みたいに仲本ちゃんをバイ菌扱いするんじゃないよ、可哀想だろ」

 

「いやよ! 腋臭がうつるじゃない!」

Dさんが吠えます。さっきまで泣いてたくせにAさんがいるので強気です

 

「うつらないよ。腋臭は体質だから伝染しない。それは偏見ですよ」

「だって前に仲本さんのユニフォームを着た子が『臭い!うつった』って騒いでたし」

「その子は今でも臭いの? 仲本さんみたいに悪臭を放ってる?」

「……いいえ」

「じゃあうつってないじゃん」

 

それまで黙ってたAさんが言いました

「じゃあさ、ヤマグチさんは腋臭の人のTシャツが洗ってあったら着る?」

 

「……着ない」

 

 くそ、結局私は会社にコスチュームを取りに戻ることになりました。誰かに持って来てもらおうとしたら人がいないんだって

 

イベントの開始を遅らせるわけにはいかないので、Dさん以外のメンバーには先に始めてもらいました。店長に事情を説明したら説教される始末です

そりゃそうですよ。完全にこっちの不手際ですからね

 

なんか俺不憫だと思うよ

 

差し入れを食べるアイドルはいない?

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会社に戻ってユニフォームをゲットしてすぐ戻ります。Dさんを急いで着替えさせて送り出す

これでようやく仕事が始められます

 

私は彼女たちがおしぼりを配ったりパチンコを実際に打ってる姿をカメラに収めます

ファンとの撮影会では彼らに頼まれればツーショット姿をカメラでパシャパシャ撮影してあげる

 

っていうかファンなんているんだね。前回はいなかったけどな

ファンというよりカメラ小僧のような気もするけど。30~40歳くらいの人たちです。殊勝にも差し入れまで準備してる。あ、あの箱はケーキじゃん、いいなあ

 

今日は平日なのにわざわざ仕事を休んだのかな? この娘たちにそこまでしなくていいと思うけどな

 

ファンの雰囲気は風俗嬢に入れ込む客と似てる気がする。差し入れのチョイスも

 

「わあ、どうもありがとう!」

 Dさん、差し入れを受け取って満面の笑み

 

流石に外面は良いですね、他のメンバーもニコニコしながらプレゼントを受け取ってますよ

ファンの中には差し入れだけでは飽き足らず、地元の美味しいお店を教えてくれる親切な人もいました

 

「そうなんだ!? 時間が会ったら行ってみるね! ありがと」


 イベントの締めは来店してるお客さんにお店のメンバーズカードの営業をします。普段は興味ないおっさんたちも若い娘が笑顔でおだてると断りきれなくて入会してくれるのです

 

そんなこんなでイベント終了

 

私服に着替えた小娘たちは差し入れを全部私にくれました。もちろんプレゼントしてくれたわけじゃないですよ、「処分してくれ」と頼まれただけです

 

気持ち悪いんだって

 

言ってることは極めて心無いのですが、ここまではっきり言いきられると逆に清々しく感じます

もちろん捨てるつもりはありません。自分は甘い物が好きなのでありがたく頂戴しました

 

夕方には似非アイドルを駅に送り届けることができました

 

「お疲れ。気をつけて帰ってくれ」

「はい」

「「……」」

「お疲れ」

 

ふう、スゲー疲れた。せっかくの休みが全然休んだ気にならなかったです。ブログの更新はサボろう

おわり

 

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