2週間前、読売新聞を読んでいると興味深い記事が
社会面で大きく取り上げられていたのは『野良猫と人の共生』をテーマにした記事でした
内容は猫の殺処分を減らすためにボランティア団体が行っている取り組みや、野良猫を研究する大学教授の話など多岐に渡るものです。特集記事は3日に渡って連載され、その中で地域猫についても言及していました
私は数年前に地域猫に関わった(巻き込まれた)ことがあります
ちなみに猫を飼ったことはありません
ガキの頃に目が変な病気の子猫を拾ったことはあります。せっかくお年玉を使って病院で治してもらったのに母親に飼うのはダメだと言われ大喧嘩しました
当時の私は怪我したカラスとか蛇とかなんでも持って帰って飼育していたので母親を震え上がらせていました
仕方がないので二軒隣のおばちゃんに頼みこんで飼ってもらいました
花ちゃんと名付けられた猫は15才で持病の腎臓を悪くして死にました。最後まで可愛がってくれたおばちゃんには大大大変感謝してます
地域猫の話をする前に猫について軽く説明をしますね
猫の歴史
猫と人の関わり示す証拠として最も古いものはキプロスで見つかった9500年前の遺跡です
シルロカンボス遺跡から見つかったのは人間と一緒に埋葬されたネコ科動物の遺骨でした
このことから9500年前にはすでに人間と猫はパートナーだったと言われています。ちなみに犬は12000年以上前という説が有力
紀元前4000年のエジプトでは穀物をネズミから守るため猫が家畜化されていたことが判明しています
雄猫は太陽神ラーの象徴であり雌猫は女神パトスの象徴というのは有名な話
古代エジプト人の猫愛は深く、飼っていた猫が死ぬと嘆いて眉を剃り落とす習慣があったとか。またペルシャとの戦争に負けたのも猫が関係してました。攻めてきたペルシャ兵士が盾に猫を縛り付けていたからです、エジプトの兵士は動揺して反撃できませんでした
ペルシャ猫がいるくせにペルシャ鬼だな
日本では約2000年前の弥生時代から人間の生活圏に猫のいた形跡が残っています。その後も平安、鎌倉、江戸時代~とネズミの駆除を目的に人々は猫を飼っていたのです
そういえばイギリスにはウィスキーキャットなんて呼ばれる猫もいましたよね
何が言いたいのかというと、犬も猫も大昔から人間と一緒に暮らしてきたということです
猫の繁殖力
猫は非常に繁殖力の高い生き物です、早ければ生まれて4、5ヶ月で妊娠します。妊娠すれば約65日後に出産。1回で5匹前後の子を産みます。子猫もすぐ成熟するのでまた妊娠して……
つまり避妊していなければポコポコ増えます
世の中には猫好きもいれば嫌いな人もいる
野良猫が増えれば地域住民とトラブルになる可能性が高いです
- 発情期の鳴き声がうるさい
- 庭を糞尿で汚された
- 幼稚園の砂場に野良猫が糞をする。知らずに触れた子供が病気になるかもしれない
- 野良猫に餌やりをする人がいる。食べ残しや器を放置するので不衛生だ
自治体には日々こういった苦情が寄せられます
猫の好き嫌いに関わらず庭を汚されたら不快に思う人は多いでしょう。特に最後の餌だけやって放置というのはダメです。でも残念ながらこういう人はいます
環境省のサイトには平成29年度全国の犬猫の収容数が載っています
犬が約38511、猫が約62137。圧倒的に猫が多いです。しかもその6割が子猫
収容された犬猫のうち殺処分されるのが犬8362、猫34854
自治体やボランティア団体は殺処分ゼロを目指して譲渡会を積極的に開いています。それでも犬で2割、猫はおよそ6割が殺されているのです
スポンサーリンク
地域猫とは
飼い主のいない野良猫を地域住民やボランティアが協力して管理、見守る活動です。人と猫の軋轢を減らし、最終的には野良猫をなくすことを目的にしています。欧米では捕獲(Trap)・去勢(Neuter)・返還(Return)の頭文字からTNR活動と呼ばれています。NTRと似てますけど間違えちゃダメですよ
活動内容
- 野良猫の繁殖を抑えるために捕獲して避妊去勢手術を施した後に元の場所へ戻す(手術済みの猫は耳を切って印をつける。周知するため)
- ボランティアスタッフが決まった時間、決まった場所で野良猫に餌をあげることで生ゴミを漁る被害を減らす
- 糞尿被害を抑えるために所定の場所に猫用トイレを準備する
野良猫は飼い猫ほど長生きしません。寿命はだいだい3~5年と言われています。繁殖しなければ数年後には自然といなくなるというわけです
全国の自治体は2004年頃から地域猫活動を推進しています。避妊手術を行うボランティアには補助金を交付して支援を始めたのです
全ての自治体が実施しているわけではありませんよ。補助金の額もまちまちです。支援のやり方にも違いがあります
参考までに私が知ってる自治体を例に出すと
- メス猫の避妊手術代は20000~35000円に対して補助が10000円
- オス猫の去勢手術代は15000~25000円に対して補助が5000円
申請すれば必ず貰えるわけではありません。予算が尽きれば締め切られます。毎年あっという間に締め切られているのでそれほど予算は多くないと思う
つまり地域猫活動はボランティアの手弁当で成立しているのが現状です。長期に渡る餌代やトイレの砂などの経費諸々を考えると余程猫が好きでないとできませんね
実はアメリカで効果を疑問視されている地域猫活動
詳細はウィキを読んでください
アメリカでは野良猫が他の野生動物(主に野鳥)を襲う被害を減らすためにTNR(地域猫)活動を行っていました。しかしアメリカ連邦政府野生動物生物庁は
「TNRの成功事例はひとつもなく、去勢しても野生動物減少に対して即効性がない」
と結論付けています。野良猫は減っていないらしい
またアメリカの鳥類学者は
100%の不妊化を達成した上で他の地域から猫が移入しない場合にかぎり、TNRによる野良猫の減少対策は有効である
と述べるなどTNR活動は猫の生態や手術コストを考えると現実的でないと結論づけています
当たり前ですが猫はじっとしてません。地域猫として管理していてもテリトリー争いに敗れると他所へ移ることもある。反対に他所からやって来る猫だっている
学者たちが言いたいのは、そうなっても構わないように全ての猫を去勢不妊手術をしてないとどこか別の場所で子を生んじゃうよ、そこまで徹底して不妊化するだけの金はあるの? そこまでするメリットは?
という話
さらにはTNR活動を聞きつけて処分に困った猫を捨てていく輩が現れました
そのせいで『TNR活動がかえって捨て猫を増やしてる、動物愛護団体のくせにそれでいいのか』という批判もある
ただまあこれに関してはどうなんだろう
効果がどうであれ、まず批判すべきは猫を捨てた人間であってTNRじゃないでしょう。こういう論調は捉え方によっては猫を捨てる人間を庇ってるようにも聞こえる。なぜならTNRを叩く声の方が大きいから。悪いのは絶対的に捨てる人間です
いずれにせよTNRは賛否ある活動というわけです
日本にもTNR反対派?がいます
『TNR 有効性』とググると反対派が動物愛護団体を叩くブログやサイトが無数にありました。どんな内容なのかさらっと読んでみましたが
なんか滅茶キレてましたよ。なんでそんなに怒ってるの?と不思議に思うくらい
冷静に問題点を指摘してるサイトは少ない
親の仇とばかりにTNRが有効でないと主張してる。っていうか愛護団体を叩く材料としてTNRを利用してる匂いがする
それでも彼らの主張が全て間違ってるわけでもない。頷ける部分もある。でも、愛護団体を批判する時にわざと『愛誤』と当て字を使ってるあたり、ガキみたいで陰湿です
感情的にならず冷静に持論を展開すれば耳を貸す人もいるだろうに自ら台無しにしてます
いき過ぎた愛護団体の主張には「おえッ」ってなるけど躍起になって叩いてる連中もたいがいです
それと気になったのは動物虐待を正当化するコメントを書き込む人間が散見していたこと。愛護団体に対する嫌がらせです。匿名性を利用した人間の醜さをこれでもかと剥き出しにしてます。普通に気色悪いです。お巡りさんこっちですよ
私は他国の文化にまで口を出す過激な動物愛護団体に賛成しません。っていうか嫌いです
しかし猫嫌いのはけ口なのか、憂さ晴らしなのかわかりませんけど愛護団体を叩いて嬉々としてる連中にはドン引きです
猫を巡るトラブル
結構前の話です。時期はぼかします
私の店の近所では野良猫の糞尿被害が深刻なレベルにまで広がっていました
マンションの玄関、幼稚園、飲食店の店先、そういった場所を歩くと明らかに臭い
私の店は入口の壁にたまにオシッコをかけられる程度だから洗い流せば済むけど、近所の飲食店は入口の花壇をトイレにされていつも糞をされていました
これは最悪ですよ。飲食店が糞尿臭いとか営業妨害もいいところですからね
誰もが迷惑してました。近隣住民があちこちに大きな張り紙を貼ってました
『猫を餌付けするのは絶対にやめてください!マンション住人一同より』
『幼稚園の砂場が汚れます、猫に餌をやらないで』
そう、この野良猫被害には犯人がいるのです
誰もが犯人を知っていましたし、本人に注意をしてます。しかし止めてくれません
犯人は近所でとある店を営む中年女性でした
その人は夜になると使い捨ての皿にキャットフードを入れてあっちこっちに設置しまくるのです。自分の店はもちろん、マンションの駐車場や糞被害に遭っている飲食店の店の前とか
普通に嫌がらせですよ。でも本人に悪気がない。というか何も考えてない。いわゆる話が通じないタイプの人です
本人からすれば猫が可愛い、ただそれだけ
もちろん避妊なんてしてないのでひどい時は20匹以上の猫が集まっていました
頭に来た近所の住人と中年女性は頻繁に揉めてました
「飼わないなら餌をやるな!」と言われれば彼女は「餌なんてやってない」と嘘をつくし
「せめて避妊してくれ」と言われれば「避妊はちゃんとした」と嘘をつく
いわゆる病的な虚言癖のある人だったのです
もうね話が全然噛み合わないの。彼女と話しているとみんなノイローゼみたいになってゲンナリする。そして諦める。でもしばらくすると怒りが復活してまた文句を言う、でも噛み合わない、その繰り返し
私はその中年女性とは挨拶を交わす程度の間柄。しかも被害は軽微。だから完全に傍観者を決め込んでいました。しかし……
ある日、店先に出て煙草を一服していた時です。道路に飛び出した黒白のぶち猫が車にはねられました。私の目の前で。近所でよく見かけた猫です
短い悲鳴を上げた猫は後続車にも轢かれました。中途半端に轢かれたせいで即死にならず狂ったよう暴れる?痙攣する猫
私は気が動転したまま道路に飛び出して強引に後続車を止めて抱き上げましたが、猫は凄まじい形相で私の手に噛みつくと爪を立てて暴れ、ふっと絶命しました。詳細を書くにはあまりに酷い有様
猫の血って妙に温かいのですね
もうね頭が真っ白になるほど腹が立ちましたよ。完全な八つ当たりですけど、まず轢き逃げた車にムカついたし、もっとムカついたのはあの中年ババアが餌付けしなければ俺はこんな惨い猫を見ずに済んだのにと思ったのです
自分勝手だけど死んだ猫を思いやるより怒りの方が勝ってました。あんまりムカついていたので止めた後続車に「さっさとどけ!」と怒鳴られて「お前が避けろ」と恫喝しちゃったくらいですよ。訳わからんこと言ってスマン
もうその日は仕事をする気がまったく起きませんでした。猫は私が借りてる土地(駐車場)に穴をほって埋めました。とある戦争で沢山の侍が死んだ場所なので寂しくはないでしょう
それから数日後、店で税理士事務所の女性スタッフ、Sさんと打ち合わせをしていました
店の前を例の中年女性が通り、私に気づくと会釈したので私も返します
そこでふと猫の餌づけの話をSさんにぼやいたのです、事故の件も
Sさんは自宅で猫を飼う愛猫家です。捨て猫を拾っては処置をして飼い主を探すというお人好し。多い時は七匹くらい保護してました
「……」
Sさんは私の話を聞いて大激怒ですよ。彼女が怒るのを見たのは初めて。すげえ怖い
彼女いわく
「そういう無責任な人がいるから猫が嫌われてしまう」ということらしい。猫を愛するがゆえの激情です
「死んだ猫は可哀そうだけど、まず残った猫をどうにかしないと」
Sさんは弾丸みたいに店を飛び出すと、中年女性を捕まえて説教し始めました。その速さたるや私が止めることがまったくできんかったくらいです。普段は運動音痴の癖に
2人は長々と話してました。私はどうすればいいのかわからんくてお店の陰からこっそり覗いてました
なぜかSさんの説教に対して中年女性はあまり怒ってません
不思議なんですけど二人は意思疎通ができてる様子でした。猫を愛する者同士、共感するものがあるのでしょうか
Sさんは何処かへ電話をかけていました
地域猫ボランティア
店に戻って来たSさんの話によると、
野良猫を管理する地域猫という活動があるのでボランティア団体に支援を求めた
中年女性には決められたルールで餌をやってもらう。彼女には経費の一部負担をしてもらう
野良猫に餌を与える安全な場所が必要であること。町内会長さんに話を通す必要もある。近隣住民にも説明して理解を求める。
できれば近隣住民にも地域の問題として関心を持ってもらい活動に参加してもらえればベスト
大事なのは活動内容と趣旨を住民にしっかり説明することらしい。というのも活動が周知されてないと『飼いもしないのに餌をやりやがって!』と怒った住民とボランティアの間でトラブルが起きるから。実際によく起きてるらしい
最悪なことに避妊もせずに無責任な餌やりを地域猫だと言い張って行っている人間もいる。そのせいで地域猫の信用がなくなった地域もある
現在、地域猫活動を推進する自治体が口を酸っぱくしてボランティアに求めているのは近隣住民との話し合いです。活動の趣旨をしっかり理解してもらうこと
猫のトラブルを減らして人間が健やかに過ごせるようにするための施策が猫好きと猫嫌いで地域を二分する争いになっては全く意味がないからです
大事なのは世の中には猫好きもいれば猫嫌いもいることを互いに認識すること。意見を押しつけない。猫好きは猫嫌いに腹を立てない。猫嫌いも同じ
これらのことからわかる通り、地域猫活動はクリアすべき問題が多すぎるのです
だって猫嫌いな奴は絶対に文句を言うに決まってるもん
しかも当時は自治体による支援がありませんでした。ボランティア有志による自発的な活動のみ。資金源はカンパと自腹
ホントよくやるよ
私は餌やり用の土地の手配をしました。といっても地主の友人に『土地を貸してけろ』と頼んで借りただけですが。店の駐車場を貸してくれたのもこの友人です。ちゃんとお金は払ってますよ
それから私の店が入るビルの持ち主である大家さんに頼んでボランティアスタッフと近隣住民の橋渡しをお願いしました。大家さんはここら一帯の大御所なので話が通りやすいので
あとのことはSさんやボランティア団体にお任せです
それから数年後
地域猫活動は成功したのか?
私はボランティアスタッフとしてがっつり活動に関わっていません。それを前置きをした上で感想を言わせてもらいます
結論から言うと現在私の店の周囲に野良猫はいません
しかしそれは色々な幸運やボランティアスタッフの方々の努力が一番良い形で実ったからだと思うのです
つまり再現性がないというか、運が悪ければ失敗していた可能性もあった
地域猫の活動中、餌やり場に生まれたばかりの子猫を捨てられたことが二度ありました
こういうことをする人間はギザギザの石畳に正座させたい。そんで腿の上に乗っかってやるの
だいたいさ、せめて「お願いします」ぐらい言えっつーの
子猫はSさんやボランティアスタッフの努力でどうにか飼い主を見つけることができました
去勢避妊手術はスムーズに施せました。これはSさんが大部分の費用を賄ったからです。この人凄い。私もカンパしましたけどSさんに比べると鼻くそみたいな額です
他所から猫の移入が数匹で済んだのも運が良かった。こればっかりは運ですからね。Sさんに聞いたのですがオス猫は近親交配を防ぐために移動する習性があるらしい
あとですね意外だったのが猫の餌やりやトイレの片づけを手伝ってくれた住民の方が結構いたことです。地域の人が手伝ってくれると他の住民の理解も得やすいしトラブルが少ない
それでもトラブルがなかったわけじゃないです。私も何度か餌やりを手伝った時におっさんに怒鳴られたことがあります
「餌をやるんじゃない!」って
事情を説明しましたけど始めから批判を前提にしてるので納得してくれない。わんわん喚いてましたね
文句の内容は『税金の無駄』とか『こんな活動は効果ない』とか
恐らく税金云々はSさんたちが活動を始めた数年後に我が自治体でも地域猫の支援が始まったからでしょう。このおっさんは我々も支援を受けていると勘違いしたのです
仮に支援を受けてたとしても文句は自治体に言えって話ですけどね
それに『効果がない』はいらん世話ですよ。地域猫活動が失敗してもボランティアの自腹が無駄になるだけ。アンタに言われる筋合いはないっつーの
怒られてる時にもう一人ボランティアスタッフがいたのですが、その人が言うにはこのおっさんは以前から何度もイチャモンをつけてたらしい。ちなみに近所の住民じゃないとのこと
そういえば以前そんな話を聞いたような
こっちがヘコヘコしてるとどんどん横柄に怒鳴り出すおっさん。怒鳴るたびに勝手にボルテージを上げていく
「お前らのせいで野良猫が増えたらどう責任をとるんだ!」
「知るかバカ、増えてから文句は言え」
我慢しようと思ったけどいつまでも喚くのでイラっとしてついファイトですよ。弱い者イジメならこっちも負けません
「え……」
急に日和ったおっさん
可能性の話をすればいくらでも揚げ足はとれるでしょう。そういう議論をするつもりはないです。こういう『話し合い』はベラベラ喋るより威圧したもん勝ちですからね
ガラの悪いこの地区ならではの解決方法だったりします
……すみません
ま、まあ俺ボランティアスタッフじゃないし……
おっさんはそれでも何か言ってましたけどさっきまでの勢いはありません。ゴニョゴニョ言って帰りました
その後
地域猫の最後の一匹はSさんが連れて帰りました。病気になっていたし一匹だけだと寂しいだろうからと言って
こんな感じで私がちょっとだけ関わった地域猫活動は終わりました
活動の成果を話すと
野良猫の糞尿被害は途中から明らかに減りました。これはまあ当たり前ですね。餌をやる場所を変えたし、全部じゃないけどトイレを使う猫もいたので
最終的に野良猫はいなくなったのでこれも成果と言えるでしょう。しかしこれはさっきも言ったけど運によるところが大きい
今はいないけどいずれまた現れる可能性が高い
そもそも野良猫を去勢避妊しても、避妊してない飼い猫同士が空き家の下で子を産むパターンもあるのですよ。飼い猫といってもほったらかしにしてる家もありますからね。そうやって生まれた子猫は当然誰も面倒を見ないので野良猫になります
私の地域ではなかったけど他所であったらしい。こうなるとボランティアじゃどうにもならないですからね。まさか勝手に避妊するわけにもいかんし
つまり地域猫の活動にはイレギュラーが多すぎるのです
だからと言って無駄とも思いません。猫の飼い方、ありようを地域で考えるきっかけにはなりますから
少なくとも何もせんで『無駄無駄』言ってる連中よりはよっぽど建設的です
以上長くなりましたがこれで終わります