ダメラボ

ダメなおっさんが色々と妄想していますよ

マレーシアへ行こう! マラッカで野良イグアナと暴走族に出会った話 旅行記

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昨夜テレビで変わった動物を専門に診る獣医の特集をやってました

 

ハリネズミとか大きな亀とかカメレオン

 

……カメレオン?

 

ふと思ったんですけど、カメレオンとトカゲの違いって何なんでしょうかね? 

調べてみました

なるほど

 

カメレオンは生物学の分類では

 

爬虫網:有鱗目:トカゲ亜目:イグアナ下目:カメレオン科

 

です。

 

ざっくりいうとカメレオンはイグアナの仲間でトカゲの一種

 

……

 

すみません。話を無理やり繋げますけど、私はずいぶん前にマラッカにいたことがあります

マラッカの思い出

マラッカはマレーシアの南、海賊が出没することで有名なマラッカ海峡に面した湾岸都市

 

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どうしてそんな場所にいたのかというと、シンガポールかインドネシアのスマトラ島に行きたかったんです。それで中継地として一泊だけするつもりでした

ところが泊まっていた宿がボロくて補修を手伝ってたら成り行きで半月ほど働くことになってしまった

 

私が住んでいた宿はびっくりするほど寂れた地区にありました

建物は沢山あるのに住民は少なく空き家だらけ。まさにゴーストタウン

近くには大型のショッピングモールがあって賑わってるのはそこだけ。商店街は軒並み閑古鳥が鳴いてる

 

宿のおじさんに理由を聞いたらおじさんは困り顔です。たぶん私が日本語で聞いたからでしょう

 

英語がろくに喋れませんからね

そんな私にお使いを頼むおじさんも凄いと思いましたが

不思議ですけど何となく意思疎通はできるんですよね

 

そんなわけで私はおじさんに頼まれた煙草を買いに行くことになりました

時間は昼、人気のない通りでは野良犬たちがグーグー寝ています

のんびりとした空気は嫌いじゃない、私はポカポカ陽気を浴びててくてくと歩いてました。

 

しばらく歩いていると不意にバチャバチャと音が聞こえる。耳を澄ますと音は先の方から聞こえてきます。

結構大きな音ですよ。それが次第に近づいてくる

 

ばちゃ べちゃばしゃばしゃばしゃッッ

 

道路の脇に深めの側溝があったんですけど、音はそこから響いてくる

 

もう一度言いますけど側溝は深かったんです

 

にもかかわらず私の立っている位置から頭だけが見えました。トゲトゲのトサカを生やした灰色頭が

 

私が側溝に近づくと

 

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巨大なトカゲ? たぶんイグアナが二匹、黒い汚泥の中を爆走してました

 

目が点になりましたよ

 

寂れてるといってもここは近代化された地区です。周囲はコンクリートだらけ、ジャングルが近くにあるわけじゃない。イメージするなら日本の地方都市

 

イグアナの存在感はあまりに異質でした。っていうかデカ過ぎ

 

さらに凄いのが近くにいた野良犬がイグアナを見てもまったく動じてない

 

「うっせえな」

って感じで一度目を開けた後はまたグーピー寝てますよ

 

二人のおばあさんが家の前を箒で掃いてたんですけど、やっぱりガン無視。目の前を通り過ぎてるのに気にせず掃除してました

 

どうやらこの状況はアメージングでもなんでもないらしい

 

恐るべしマラッカ

 

私が唖然として通り過ぎるイグアナを見ていると、今度は違う爆音が

 

甲高いクラクションやラッパの音を鳴らして近づいて来たのはバイクの集団でした

 

「イエーッッ!」

道路を蛇行しながら奇声を上げる10台のバイク、マレー人の若者たちでした

その騒音は凄まじく耳を塞ぎたくなるほど。野良犬たちも迷惑顔です

 

「?+>+?**‘‘‘‘+><<!!」

二人のおばあさんはカンカンに怒っています。めっちゃ怒ってる、箒を投げつけて喚いてます

 

イグアナは無視した癖に……

 

「ギャハハは!」

若者たちは中指を立てて挑発してました

 

でも若者たちが乗ってるバイクはスーパーカブなんですよね

イマイチ迫力に欠ける

 

「ヒーハーッッ!」

我が物顔で爆走していく暴走族

 

彼らを眺めていると異変が。イグアナが側溝から這い出てきたのです

 

ドスドスと道路に飛び出すイグアナ。

 

「Oh!?」

 先頭を走る若者がびっくり仰天、横転してしまう。巻き込まれる形で後続もすっ転んでしまいました

 

「>あ<LふじP()&&&げ??*!!」

 

血まみれの若者たちが泣き叫んでちょっとした地獄が展開されてます

 

場が騒然としたことでイグアナはビクッとなる。後退してピタリと動きを止めました。私の横で

 

野良犬たちが

「なんだ、なんだ、どうした?」

とばかりに近寄ってきてお座りをする。私の横で

 

二人のおばあさんは「ざまあみろ」とばかりに若者に近づいて叫んでる

指をビシッとつきつけて胸を張ってます

 

若者の一人が脚を引きずりながら近くの医院に飛び込みました。彼は医師らしき男性を引っ張ってきたのですが、医師は治療するどころか怒り出してしまう

 

どうやら「暴走族なんて治してやらん」と言ってるようです。おばあさんたちも「そうだ、そうだ」とばかりに援護する始末

 

若者がマジ泣きしてますよ

 

血だらけで助けを求める暴走族を怒鳴り散らす医師、かしましく騒ぐおばあさん

 

そんな酷い光景を茫然と見つめる、犬とイグアナと私

 

誰がおかしくて誰が正常なのかさっぱりわからない

 

ただ一つだけ安心したことがあります

 

暴走族の若者はイグアナを見て明らかに動揺してたんですよね

つまりイグアナが徘徊するのは普通じゃないらしい

 

危うくマラッカに間違ったイメージを持つ所でした

 

おしまい

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