ダメラボ

ロスジェネのダメなおっさんが色々と妄想していますよ

サンタクロースを何歳まで信じてた?

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子どもがサンタを信じるのは何歳まで?【子育てボーダー調査】 | 子供とお出かけ情報「いこーよ」

上記のサイトによると小学6年生の7割強がサンタの存在を信じていないらしい

保険会社のアフラックも調査していましたが概ねそれに近い数値でした

私は小学6年生まで信じてました

『信じていた』というと語弊があるかもしれない。『いない』という証拠がない以上は否定できない、消極的な肯定でした。イエティやグレイみたいなもんですよ。こういうのを悪魔の証明っていうんでしたっけ

 

すみません、ちょっとカッコつけました

本当はサンタがいるかもしれないとわりとガチで思ってた

 

だってさ、年少くらいから毎年クリスマスの朝になると枕元にプレゼントが置いてあるわけですよ

 

「こ、これは…さ、ささささサンタクロース!? いやいやそんなわけないじゃんか、俺は騙されんよ。絶対に父ちゃんと母ちゃんの仕業だぜ」

 

しかし両親をいくら問い詰めても彼らは「私たちじゃない」と言い張ります

怪しんで何度も尋ねたけど真剣に否定するばかり。しまいには「そんなに疑ってると来年から来てくれないよ!」と怒られる

 

「そ、そうか。怪しいけどサンタクロースの可能性も無きにしもあらずというわけか…」

 

謎は残りますがプレゼントは嬉しい。だから毎年クリスマスは楽しみにしてました

 

サンタの正体を暴こうとしたことは何度もあります

クリスマスイブの夜は妹と一緒に目をギラつかせて布団の中で寝た振りをしてました。しかし頑張って起きていてもいつの間にか寝てしまう。子供なんてそんなもの


慌てて目覚めるとプレゼントが置いてある


正体を暴けなかったのは残念だけど、プレゼントが貰えた喜びでそんな気持ちは吹き飛んでしまう

 

今でもプレゼントの中身はうっすら覚えてます。ファミコンのディスクシステムというハードやファミコンの『マイティボンジャック』、『ランボー』『1942』というソフトだったと思う

大喜びで友達の家に持っていって自慢して一緒に遊びました

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小学5年生のクリスマス

事情が変わったのは小学5年生のクリスマスです

 

朝、目が覚めると大きめのプレゼントが包装紙に包まれて置かれていました

今までのプレゼントはゲームソフトだったので小さい四角い箱であることが多かった

 

なんだろう?

 

ワクワクというよりちょっと不審な気持ちで包装紙を破く。たぶん嫌な予感があったんだと思う

 

「……」

 

中身は分厚い本でした。しかも二冊

 

『マガーク少年探偵団』というイギリス?の児童小説。あとは何かの辞典だったと思う

 

すごくがっかりしました

 

確かに当時の私は探偵物が好きで特に江戸川乱歩シリーズを愛読してた。学校の図書室に行けば全て揃ってましたからね

でもファミコンの方がもっと好きだったのです。ゲームソフトが良かった

サンタさん……今までゲームソフトだったのになぜ……

 

何よりモヤモヤしたのは、このプレゼントからは『ゲームばかりしないでちゃんと勉強しなさい』という無言のメッセージが発せられているように感じられたのです。辞典とか入ってたし

 

こんなんじゃクリスマス気分はぶち壊しですよ。勉強なんかクソくらえ

なんだかサンタが母ちゃんに似てきた気がする

そして小学6年生のクリスマス

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「……」

朝起きたらプレゼントがありませんでした

妹はシルバニアファミリーだかメイプルタウンだかの玩具を貰って大喜び

 

私は心底がっかり。布団の中でふて腐れる

 

実は昨夜から多少の不安はあったのです。去年が本というイレギュラー過ぎるアイテムだったので今年も何かよからぬ事が起きるんじゃないかという予感はしてた

 

しかし、まさかの無しとは

 

そのあと暗い顔でもそもそ朝食をとっていると、母親がすっと顔を寄せてくる

なんだよババア、俺様は機嫌が悪いから近寄るンじゃないよ

グレていた私は悪態の一つでもついてやろうかと思ったら、母は妹をチラっと見たあとに小声で

 

「アンタはこの間ジーパンを買ったから無しだからね」

 

……

 

一瞬何を言われたのか理解できませんでした

だけどすぐ意味がわかりました

 

……

 

ショックでした

 

こ、このババア! 俺を騙しやがったな。やっぱりサンタはいないのかよおおお!

 

っていうか酷くないですか? こんなカミングアウトってありますか。いきなり撃墜された気分ですよ

 

もっとこう軟着陸させる方法がいくらでもあったと思うよ

例えばクリスマスの前日にでも両親が揃って私を呼び寄せて、

 

「息子よ、実は今までのプレゼントはサンタでなく私たちが渡していたのだ。しかしお前も小学六年生になった。立派な大人だ。これからはプレゼントを貰う立場でなく巷の困った人々を助けるべく行動してもらいたい、キリスト万歳!」

 

こういう感じだったら驚きはしてもショックは小さかったはずです

 

何が『この間ジーパンを買ったから』だよ。そんな理由があるか! だいたいジーパンは誕生日プレゼントのはずだろ(私の誕生日は11月)、どさくさにイベント併合してんじゃないよこのケチ

 

ちくしょう、こっちはわりと本気でサンタを信じてたんだぞ! 

 

母親のあまりに情緒ない言動に私は苦情のひとつでも言ってやろうかと思いましたがぐっと堪える

 

だって小学6年生にもなってサンタを信じてたとか恥ずかしくて言えない

 

当時のクラスメートはほとんどがサンタを信じてませんでした。プレゼントは親が買ってると知ってた

たまに純真な子が「サンタはいるよ」なんて言おうものなら笑われてましたからね。私も根性の悪い奴だったので皆と一緒に笑ってました。「え、サンタマジでいないの…?」とか困惑しながらも

 

母親の立場になってみれば彼女の行動は理解できないわけじゃない

まさか自分の息子が小学6年生にもなってサンタを信じてるとは思わなかったのでしょう。いくら自分たちが騙していたとはいえ

だからさらっと真実を告げた

 

無知はなく、知恵あるのみ

母に師事するパダワンな私はこれをきっかけに少しダークサイドへ堕ちたのでした

サンタの定義

私はこの件から学んだことがあります

 

実は自分にとってサンタとかどうでもよくて結局はプレゼントが大事なんじゃないか

 

ということです

なんだかこれまでの流れをぶった切る感じですね

 

それを考えるきっかけになったのは、あるクラスメートから聞いた話です

そのクラスメートとはさっき書いたサンタを信じていた子

その子は医者の息子でした

 

彼から聞いたのですがフィンランドには本物のサンタクロースがいるらしい。詳しい話は忘れたけどそういう組織だか村があると聞きました。

彼はヨーロッパへ家族旅行した時にホテルのイベントで本物のサンタに会ったと言ってました。どうやらフィンランドから派遣されてきたらしい

 

彼の家に遊びに行った時にその時の写真とメッセージカードを見せてもらったことがあります

 

なるほど写真にはそれっぽいサンタが写ってる。髭は本物かわからないけど纏うオーラが違う。その辺のコスプレ野郎とは段違いな本物感。「お、サンタだ」とビビッときました。メッセージカードは何が書いてあるのかさっぱり読めなかったけど、異国の言葉というのはそれだけで不思議な説得力がある

彼の話によると、『家族を大事にしてね。困った人を見つけたら助けよう』みたいなことが書いてあるらしい

 

なるほど、さすがは子供たちのアイドル。サンタクロース

 

でもそれだけ

私には不思議なほど感慨がありませんでした

サンタを信じてるはずの自分はその写真を見ても驚きは少なかった

 

その理由ははっきりしてます

 

このサンタは博愛や勇気は訴えてもファミコンのソフトはくれそうになかったからです

見たらわかります。ムツゴロウさんみたいに邪気がなく良い人そうです

下種な言い方をすれば金の匂いがしない

 

我ながら最悪なお子様だったと思う。しかしそれが偽らざる本音でした

 

自分のサンタ観がいかに歪んでいたか、それを自覚した瞬間でした

まとめ

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当時、サンタクロースを信じていた子供はわりと教育水準の高い子に多かった気がします

そういう家庭は情操教育にも力を入れてますからね

彼らはプレゼントをくれる親サンタとは別に本物がいることを知ってた

 

我々が「サンタはいないんだぜ!」と騒ぐのとはレベルが違う

 

十数年後、そういう教育を受けた子供のいくらかが医者になり、本当に人助けをしてるわけです。もちろん良い未来が開けた奴ばかりじゃありません。キーエンスだか東京エレクトロンだったか忘れたけど心を病んで失踪した奴もいる、あえて職場の監視カメラの前で自殺した奴もいます。ネットワークビジネスや宗教にはまった奴もいる

 我々のようなアンポンタン連中だって大差ありません。老人相手に無理やり布団を売って捕まった奴がいます。つまらない揉め事で殴られ過ぎて成人する前に死んだヤツもいる

ままならないものですね人生って

おわり

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