私は九州住みですが年々梅雨が短くなっているように感じます
梅雨といえば6月の中旬くらいから本格化して7月の終わりまで続くイメージ
長雨の中で日常は湿り、玄関のフローリングには薄っすらと水滴が浮かぶ。布団は干せないし、洗濯物は生乾きで臭う。犬は濡れるのを嫌がり散歩に行きたがらないので太る。それに臭い
そんなうんざりした時間がだらだらと続く、一番嫌いな季節です
ところがこの数年は梅雨を不快に感じることが明らかに少ない
気象庁が梅雨入り宣言してもしばらくは晴天が続くせいかもしれない
梅雨が短くなってる?
しかし気象庁の過去データを見ても短くはなっていないようです。降水量にしても年々減っているわけではない
あれれ、なんでだろ。明らかに短く感じるんだけどなあ
・・・・・・
そうか、わかったぞ
たぶん自分が幸せで充実した人生を送っているからだ!
・・・・・・
まあ嘘ですけど
たまにブログやツイッターでそれっぽいこと書いてる人の真似をしてみました
話はそれますけど私は
SNSで「人生が充実してる」とか「夫(妻)が気配りできて優しい人で幸せ」とか書き込んでる人を見かけると情緒不安定なのかなと思ってしまうのです
嫉妬じゃないですよ…たぶん
人生に幸せや満足を感じることは誰しもあるでしょう、そんな感情を披露したくなる気持ちはわかります。私も自慢は好きです
しかしこういう言葉をわざわざ書き込む人たちの文脈からは純粋な自慢とは違った違和感を感じてしまう。内容ほどポジティブな印象を抱けないのです。本人に自覚があるのかわかりませんが、己を奮い立たせるために吐いてるように思える
怪しい宗教とかビジネスにカモられてる人と似た痛々しさがあって反応に困ります
他にはダメラボ調べの似たような発言に
『仕事は生活の糧を得るためだと割り切ってる』
というのがあります。これもよく見かけます
サバサバした印象を与える言葉です。なんか切れ者っぽい。使えるシーンは多く、ブロガーに好んで使う人が多いような…
けれど私の経験上このセリフを吐く人は全然割り切れてなくて追い詰められてる人だと思ってます。そのくせ一生懸命主張するのでちょっと鬱陶しかったりする
自分がこういったセリフに対して過敏になるのは理由がありまして
会社員時代に自称おおざっぱ系のメンヘラ気質な同僚が無理してこの手の言葉を吐く人でして、私はそれを真に受けて「そうなの、じゃあ頑張れ」と応援して仕事を割り振ったら狂騒状態に陥ったのです
泣き喚かれて上司にチクられてアワワワとなりました
課長から「お前に人の心はあるのか」とか怒られたし……
うぬぬ、人を悪魔将軍みてえな冷血漢扱いしやがって、こっちだって何度も確認したんだぞ
梅雨が短く感じる理由を考えてみた
人生は充実してなくても昔に比べて梅雨時期の生活の質は上がっていますよね。主に文明の利器的な意味で
除湿器って素敵やん
例えば私は7年前からこの除湿器を使ってます。これすっごく良い
当時一万数千円程度の代物でしたが劇的にQOLが向上しました
洗面所のような狭い部屋に設置して夜に洗濯物を干すと翌朝にはカラッと乾いてる。分厚いバスタオルでも一日はかからない
感涙ものですよ。お天気を気にせずいつでも洗濯物を干せるわけですから。しかも私が使ってるのは古いマシンだけどそれでも電気代はたいしてかかりません。乾燥機みたいに生地を傷めることもないし
もちろん洗濯だけじゃなく生活空間の除湿に使うのも有り、というかそれが本来の使用方法ですね
洗濯といえば最近は生乾きでも臭いが発生しにくい弱アルカリ性の洗剤が当たり前に売ってますよね。除菌効果が高くて菌の繁殖を抑えてくれる代物です
梅雨になるとこういったアイテムを色々と使えるので洗濯が楽しかったりします
ゴキブリを見る機会が減った
梅雨で湿気たキッチンなどで黒い背部をぬらぬらと輝かせるゴキブリがかさかさと動き回る
じめじめしてうんざりしてる時に奴らを見つけてしまうと気分が更に滅入ります
梅雨が嫌いな理由の上位に入るのよね
しかし最近のゴキブリ駆除アイテムは優秀です
私は数年前からブラックキャップを使うようになってゴキブリを見る機会がほとんどなくなりました。これ、いつ頃から販売されてるんだろう。もっと早く知りたかった
自分が子供の頃はありませんでしたよ。当時はホウ酸団子かゴキブリホイホイが定番でした。あんまり効果ないし
たった数百円で一年間ゴキブリを見ずに済むとは……つくづく良い時代に生まれたもんです
通勤スタイルが変わった
会社員時代は車通勤でした。自営を始めて一昨年までは車で通勤
梅雨時期はワイパーを動かしまくりです。窓やミラーは曇るのでエアコンをつけたり布で水滴を拭う。視界が悪いというのは運転に神経を使うので結構なストレスを感じるものです
それが今は徒歩通勤。お店までは徒歩五分なので雨が降ってもそれほど不快を感じない。それどころか風情を楽しむ余裕もある。通うのは自分の店なので恰好も気にしなくて済む。雨の日は短パンにサンダルで通っています
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コンビニのビニール傘よりも普通の傘の方が使い勝手が良い
先日は大き目の傘を買いました。安くて大きな傘を探していたけどディスカウントショップで売られてる傘は60センチが多くて物足りない
60センチだと体の大きな男性は足元やバックが濡れるのです
そんなわけでアマゾンで75センチ傘を購入しました


いたって変哲もない8本骨の傘です。2000円くらいかな。16本骨の方がシルエットが丸くて美しいのですがそのぶん高いので今回は断念
風に煽られてひっくり返っても閉じれば元に戻る耐風骨仕様です。そんなこともできるんだ、すげえな。久しぶりに傘を買ったけど最近の傘はこういう仕様がデフォルトなんでしょうかね?
受け骨にはFRP(繊維強化プラスチック)が使われてます
数百円で買えるような安い傘だとアルミが使われているのですぐ壊れるんですよね
さっそく雨降りの通勤日に使ってみました
いやあ大きい傘はやはり良い。これまでみたいに濡れないように身を縮こませる必要がありませんからね
錆びにくい材質のようですしこの傘なら数年は壊れないと思うので梅雨の良き相棒となってくれるでしょう
傘はなくすからコンビニ傘で十分という人もいると思うけど、最近の傘は2000円程度払えば快適で大きな傘が長持ちして使えるからおすすめですよ
それなりの傘を使ってると雨降りでも気分がちょっと上向きます
私はお金に余裕ができたらイギリス紳士みたいな細傘を使ってみたいです
梅雨でも動ける運動施設が増えた
テニス、ランニング
私の住む地方では雨が降っても動ける巨大な屋内施設がこの数年で一気に増えました。民間施設はもちろん公共施設もある
自分は梅雨にテニスやランニングをしたくなったらこういった施設を利用させてもらいます。テニスは有料ですが公共施設である屋内のランニングコースは無料なので多くの市民が利用してます
改めて考えると雨でも屋外と同じように運動できる環境って凄いですよね
まとめ
こうやって思い返すとこの数年で環境が大きく変化しているのですね
梅雨でも快適に過ごせる環境が整いつつある
梅雨に苦痛を感じなくなったのはこういった影響が大きいのではないかと思います
スマホやPCだって今は安くて良いスペックが簡単に手に入るもの
雨で出歩けなくても漫画や映画をネットで観られる環境がある。他にも楽しく時間を過ごせる方法はいくらでもあるのです
これでリモートワークのようなウェブカメラを使った対人コミュニケーションがもっと整備されれば梅雨を風情ある季節の一つとして楽しめる人はもっと増えるかもしれませんね